適性検査の料金相場【39サービス調査・金額公表30件】初期費用・1名単価・定額制の目安

適性検査の導入を考えていて、見積もりを取る前に予算の目安をつかみたい採用担当者に向けて、料金の相場と、単価の外にかかる費用をまとめました。

ミスゼロ総研編集部が2026年11月4日に適性検査39サービスの提供元公式サイトを同じ手順で確認したところ、金額を確認できたのは30件でした。Web受検・標準プラン・税抜にそろえた1名単価の中央値は2,000円(23件)です。

この記事の結論

以下は、ミスゼロ総研編集部が2026年11月4日に39サービスの公式サイトを確認し、金額の分かった30件から数えた値です(単価はWeb受検・標準プラン・税抜)。

  1. 1名単価の中央値は、何を測るかで分かれます。 中央値は、性格+能力3,000円(10件)、性格のみ2,000円(15件)、能力のみ1,000円(6件)でした。23件全体では2,000円です。
  2. 予算は単価だけでは組めません。 金額を確認できた30件のうち、初期費用を金額つきで書いていたのは3件、年額・月額の固定費がかかるのは6件でした。初期費用も固定費も無いと両方明記していたのは11件です。
  3. 受け方で単価が変わります。 2方式以上の単価を公表していた10件では、テストセンターの4件はすべてWebより高く(1.375〜2倍)、自社採点の4件はすべてWebより安い単価でした。紙がWebより安いとは限りません。
  4. 少人数なら最低額と前払い期限、多人数なら割引の閾値を見ます。 1名だけでも、SPI3の紙は5,000円、TAPのマークシート版は初回の月に50,000円です(税抜)。割引の閾値と割引後の金額を両方公表していたのは8件でした。
  5. 見積もりでは、公式サイトに書かれていないことを聞きます。 料金の適用期間を書いていたのは30件中1件、前払いの有効期限は4件でした。税抜15件と税込12件が混ざっているので、比べる前に税抜にそろえます。

適性検査の1名単価の相場は、Web受検・税抜で中央値2,000円(23件)

ミスゼロ総研編集部は2026年11月4日に、提供元の公式サイトで適性検査の料金を確認しました。Web受検・標準プラン・税抜にそろえた1名単価は中央値2,000円です(1サービス1つの値で数えた23件、500〜4,500円)。

調べた39件と、単価のそろえ方

数字は、ミスゼロ総研編集部が2026年11月4日に各社の公式サイトを開いて数えたものです。数え方は、数える前に次のように決めました。

  • 母数は適性検査39サービス。比較サイトやまとめ記事は候補の洗い出しにだけ使い、件数と金額には使っていない
  • 公式サイトで金額を確認できたのは39件中30件。うちWeb受検の標準単価があったのは23件で、残る7件は紙・採点センター・自社採点の単価だけだった
  • 単価はWeb受検の標準プランにそろえた。テストセンター、紙、大量受検向けのプランは含めていない
  • 税込表記の金額は1.1で割って税抜にそろえた
  • 1サービス1つの値は、性格+能力の商品があればその単価、無ければ性格のみ、それも無ければ能力のみの単価を代表値にした
  • 測るもの(性格+能力/性格のみ/能力のみ)は、提供元の説明をもとに編集部が付けた区分で、公的な分類ではない

この39件は、国内の適性検査の全体でも無作為抽出でもありません。ダイヤモンド社の商品が8件を占めている点も、数字を読むときの前提になります。

ダイヤモンド社の検査のうち、Web受検の単価で分布に入っているのは3件です。除いて数え直しても、中央値は2,000円(20件)でした。

母数は、2026年9月16日に28件で数えた記事「適性検査の比較」の調査から取り直しています。28件のうち1件を外し、12件を加えて39件にしました。

測るもの別の相場

測るもの別に見ると、Web受検・標準プラン・税抜の1名単価の中央値は、性格+能力が3,000円(10件)、性格のみが2,000円(15件)、能力のみが1,000円(6件)でした。ミスゼロ総研編集部が2026年11月4日に確認した、Web受検の単価がある件から数えた値です。

どれを選ぶかは、何を見極めたいかで決まります。提供元の一社であるリクルートマネジメントソリューションズは、筋道を立てて考え、解決策を提案できる人材の見極めには能力検査、自社の価値観や風土に合う人材の見極めには性格検査が向くと説明しています。

測るもの 件数 中央値 最小〜最大 第1〜第3四分位
性格+能力 10件 3,000円 1,100〜4,500円 1,475〜3,800円
性格のみ 15件 2,000円 990〜4,000円 1,600〜2,500円
能力のみ 6件 1,000円 0〜2,000円 1,000〜1,225円
(参考)全体(1サービス1つの値) 23件 2,000円 500〜4,500円 1,300〜3,100円
Web受検の1名単価は、性格+能力と性格のみで幅が大きく重なり、中央値は1,000円刻みで並ぶ ミスゼロ総研編集部が2026年11月4日に提供元公式サイトで確認した、Web受検・標準プラン・税抜の1名単価を測るもの別に点で打った図。性格+能力は10件で1,100円から4,500円に散らばり、中央値は3,000円。性格のみは15件で990円から4,000円に散らばり、2,000円に5件が重なって中央値は2,000円。能力のみは6件で0円から2,000円に収まり、1,000円に3件が重なって中央値は1,000円。性格+能力と性格のみは1,100円から4,000円の範囲で重なっている。 Web受検の1名単価(標準プラン・税抜)を測るもの別に打った点 点1つが1サービスの単価。縦線はその群の中央値 0円 1,000円 2,000円 3,000円 4,000円 4,500円 性格+能力 10件 中央値3,000円 性格のみ 15件 中央値2,000円 能力のみ 6件 中央値1,000円
Web受検・標準プラン・税抜。税込表記は1.1で割って換算。固定費つきの件は受検料の部分だけを打っている(玉手箱Ⅲ・GABの1,100円には年間120万円が別にかかる)。ミスゼロ総研編集部調査、2026年11月4日取得。

税表記の無い2件(HCi-AS、tanθ)を除いて数え直しても、中央値は変わりませんでした。

群ごとの件数を足すと31になり、23件より多くなります。eF-1Gのように性格と能力を別々にも売っている検査は、群ごとに1つずつ値を持たせたためです。

逆に、ミキワメAIは1人500円(税込550円)が何を測る単価かを公式ページから判定できなかったので、群には入れず、23件の側にだけ入れています。群ごとの値は次のとおりです。

性格+能力(10件) 性格のみ(15件) 能力のみ(6件)
玉手箱Ⅲ プランB 1,100円(+年120万円) 不適性検査スカウター 資質検査 990円 不適性検査スカウター 能力検査 0円
GAB WebGAB プランB 1,100円(+年120万円) TAP 性格タイプ 1,300円(+初期登録料・採点月間利用料) eF-1G 能力 1,000円(+年117,600円)
TAP 総合タイプ 1,300円(+初期登録料・採点月間利用料) Web-DIST 1,500円 TAPOC Web 1,000円
PETⅡ 適性診断+学力検査 2,000円 PETⅡ 適性診断のみ 1,500円 tanθ 能力検査 1,000円(税表記なし)
SCOA Web セット 3,000円 CUBIC(e-人事版) 1,700円 Web-DBIT 1,300円
eF-1G 性格+能力 3,000円(+年117,600円) SCOA-B Web 2,000円 SCOA-i Web 2,000円
CAB WebCAB 3,200円(+年36,000円) eF-1G 性格 2,000円(+年117,600円)  
SPI3 WEBテスティング 4,000円 Compass 通常 2,000円  
3Eテスト ライト 4,300円(年間一括・20件から) ポテクト 採用ベーシック 2,000円  
GPS-Business 4,500円 tanθ 適性検査 2,000円(税表記なし)  
  CUBIC TRIUMPH ver. 個別実施 2,500円  
  Web-DPI 2,500円  
  TAL 3,500円(+初期設定費用10,000円)  
  SPI3-P WEB 4,000円  
  HCi-AS 4,000円(税表記なし、+基本契約料金50,000円)  

この表の単価は、税込表記のもの(TAP、ポテクト、ダイヤモンド社のWeb-DIST・Web-DPI・Web-DBIT)を1.1で割った税抜の値です。

固定費つきの単価は受検料だけ

固定費がかかる検査の単価は、受検料の部分だけを数えています。玉手箱Ⅲ・GABの1,100円には、年間120万円の使用権料が別にかかります。

そのため、群ごとの単価だけを並べて、固定費つきのほうが安い・高いとは言えません。年額・月額の固定費(玉手箱Ⅲ・GABの年120万円、CABの年36,000円、eF-1Gの年117,600円など)がある検査は、年間の受検人数が少ないほど1名あたりの総額が重くなります。

たとえば年20名なら、玉手箱ⅢプランBは(年間使用権料120万円+1,100円×20名)÷20名で1名あたり61,100円です。同じ人数でWebCABは5,000円、TAPのスタートプラン(40,000円で1年に20名まで)は2,000円になります(税抜、各社公表値からの編集部試算、2026年11月4日取得)。

年に数名しか受けさせない場合は、固定費の無い検査と総額で比べるのが前提です。単価・固定費・年間受検人数から1名あたりの総額を出す計算については適性検査の比較|料金の形・自社の工数・法令対応で絞る6つの軸で解説しています。

単価の幅を書くときも、受け方を添える必要があります。Web受検の標準単価は500〜4,500円でしたが、テストセンター(SPI3の5,500円)や採点センター(DATA-OAの5,000円)を入れると幅は変わります。

単価のほかにかかる費用:初期費用・年額固定費と、無料で使える範囲

金額を確認できた30件のうち、初期費用を金額つきで書いていたのは3件、標準プランで年額・月額の固定費がかかるのは6件でした。初期費用も固定費もかからないと両方明記していたのは11件だけです。

残りの件は、どちらかの記載がありませんでした。書かれていないことは、かからないことを意味しません。

初期費用(30件の内訳)

初期費用(初回だけの登録料・基本契約料など)の書き方は、次の4つに分かれました。

区分 件数 サービス
金額つきで「あり」 3件 TAL 初期設定費用10,000円(税別)、HCi-AS 基本契約料金50,000円(初回のみ、税表記なし)、TAP 初期登録料33,000円(税込)
「あり」と書いてあるが金額が無い 1件 ミキワメAI
0円・不要と明記 14件 SPI3、SCOA、TAPOC、3Eテスト、不適性検査スカウター、CUBIC(e-人事版)、CUBIC TRIUMPH ver.、Compass、GPS-Business、ポテクト、PETⅡ、DIST、DPI、DBIT
記載なし 12件 玉手箱Ⅲ、GAB、CAB、eF-1G、内田クレペリン、HCi-ab、tanθ、DATA、PURE、DATA-OA、DII、DSI

9月16日の調査では、内田クレペリン検査を初期費用ゼロの型に数えていました。今回の料金ページには初期費用の記述が無かったため、記載なしに数えています。

ミキワメAIの料金ページには「※別途初期費用がかかります」とありますが、金額は書かれていませんでした。

年額・月額の固定費(30件の内訳)

区分 件数 サービス(金額は公式表記のまま)
あり 6件 玉手箱Ⅲ 年間使用権料120万円/年から(税抜)、GAB 同(WebGAB Secureは2万円/年)、CAB 年間使用権料36,000円/年(税抜)、eF-1G 企業アカウント利用料117,600円/年(税抜)、ミキワメAI システム利用料44,000円/月から(税込)、TAP 採点月間利用料金11,000円(税込、利用した月ごと)
固定費ではないが年間一括の最低購入がある 1件 3Eテスト(ライト20件から86,000円/年から、税抜)
無い・不要と明記 13件 SPI3、SCOA、不適性検査スカウター(標準プラン)、CUBIC(e-人事版)、CUBIC TRIUMPH ver.(個別実施)、TAL、Compass(通常)、GPS-Business、HCi-AS、PETⅡ、DIST、DPI、DBIT
記載なし 10件 内田クレペリン、TAPOC、ポテクト、HCi-ab、tanθ、DATA、PURE、DATA-OA、DII、DSI

3Eテストは年間契約・一年一括払いで、ライトプランは20件から買います。固定費ではありませんが、使う件数が20件に届かなくても20件ぶんを先に払うことになります(残った件数は、利用期間中に再契約すれば引き継げます)。

eF-1Gの企業アカウント利用料は、企業ごとに年に一度だけかかります。

標準ではない定額・使い放題プラン

標準プランとは別に、固定費や導入費用を払って単価を下げたり、使い放題にしたりするプランを選べる検査があります。金額は公式表記のままで、次のとおりです。

  • Compass 半額プラン:基本料100,000円/年
  • CUBIC TRIUMPH ウケホーダイ:1,600,000円/年
  • TAP 使い放題:220,000円/月(最低12か月)、短期は495,000円/月(2か月)
  • ダイヤモンド社 Web検査の大量受検者向けプラン:導入費用550,000円(税込)
  • PETⅡ 年間使い放題:金額は公表されていない

いずれも、年間の受検人数が多いときに標準プランより1名あたりが下がるかどうかで選ぶプランです。

なお、不適性検査スカウターのプライムプラン(132,000円/年)は機能を足すプランで、検査料金は標準プランと同じです。

無料で使える範囲:ずっと無料で選考に使えるのは2件

39件中28件が何らかの無料の入口を書いていましたが、お試しではなく、ずっと無料で採用選考に使えるのは2件でした。不適性検査スカウターの能力検査と、ポテクトの採用ライトプランです。

ポテクトの採用ライトプランで何名まで使えるかは、公式サイトに書かれていませんでした。

ミキワメAIとテキカクは、従業員の受検が無料です。無料の範囲は従業員の受検に限られ、応募者の選考に使う分は無料になりません。

無料の入口は、金額を確認できなかった9件も含めた39件で数えています。

金額枠のお試しのうち、不適性検査スカウターとアドバンテッジ インサイトは「今なら」と書かれた告知で、2026年11月4日時点のものです。

お試しの形 件数 サービス
金額枠のお試し 3件 不適性検査スカウター(3,000円分)、ポテクト(19,250円分、税込)、アドバンテッジ インサイト(2万円分)
人数・期間を書いたお試し 3件 CUBIC(e-人事版)(採用適性検査1名分)、tanθ(4週間・5名まで)、SALES SCORE(1回)
無料トライアル(範囲の記載なし) 13件 TG-WEB、eF-1G、3Eテスト、ミキワメAI、ミイダス、V-CAT、TAL、Compass、GPS-Business、HCi-AS、HCi-ab、TAP、PETⅡ

範囲の記載がない13件は、何名まで、何日まで無料なのかを申し込む前に確かめておきます。

受け方で単価が変わる:テストセンター・Web・紙・自社採点

2方式以上の単価を公表していた10件では、テストセンターはWebより高く、自社で採点する方式はWebより安くなっていました。紙は、Webより安いとは限りません。

方式の違いは、受検する場所と採点する人です。SPI3の場合、インハウスCBTは「応募者が来社した際、貴社のパソコンで受検する方法。」で、テストセンターは「会場の手配・当日の運営・試験監督はすべてリクルートにお任せ。」とされています。

紙の検査では、回答用紙を提供元の採点センターに送るか、自社で採点するかを選べるものがあります。方式ごとの単価は次のとおりです(税抜、ミスゼロ総研編集部調べ、2026年11月4日取得)。

SPI3とSCOAは2行に分けたので、10件で12行あります。

検査 Web テストセンター インハウスCBT 紙・マークシート 自社採点・自社診断 採点センター
SPI3(SPI3-U/G/H) 4,000円 5,500円 4,000円 5,000円(採点依頼1回ごとに最初の1名5,000円) - -
SPI3-P(性格のみ) 4,000円 - 3,000円 4,000円 - -
SCOA セット(能力+性格) 3,000円 4,500円 - 3,000円(50〜99名2,700円、100名以上2,400円) - -
SCOA セパレート 2,000円 4,000円 - 2,000円 - -
GAB 1,100円(+120万円/年)、Secure 4,300円(+2万円/年) C-GABplus 4,800円(+登録料36,000円/年) - 採点処理料3,500円+問題冊子600円/冊 - -
CAB 3,200円(+36,000円/年) C-CAB 4,800円(+登録料36,000円/年) - 採点処理料3,500円+問題冊子600円/冊 - -
TAPOC 1,000円 - - - 450円 -
TAP 総合タイプ 1,300円 - - 1,000円+問題用紙450円/名(20名分単位、バラ売り不可) - -
内田クレペリン - - - - オンライン判定 2,000円 判定センター 2,800円
DIST 1,500円 - - - 900円/部(10部から) 1,500円
DPI 2,500円 - - - 900円/部(10部から) 2,500円
DBIT 1,300円 - - - 900円/部(10部から) 1,300円

テストセンターの単価があった4件(SPI3、SCOA、GAB、CAB)は、すべてWebより高い単価でした。倍率はSPI3が1.375倍、SCOAセットとCABが1.5倍、SCOAセパレートが2倍です。

GABはWebとテストセンターで固定費の形が違うため、倍率を出していません。CABはWebが3,200円、テストセンターが4,800円で、どちらにも年36,000円がかかります。

自社採点・自社診断の単価があった4件(TAPOC、DIST、DPI、DBIT)は、すべてWebより安くなっていました。TAPOCの場合、自社採点は450円、Webは1,000円からです。

ただし、ダイヤモンド社の自社診断は10部から買う必要があり、採点の手間は自社が持ちます。DPIの自社採点は、1名5〜10分かかると公表されています。

紙は、SPI3とTAPではWebより高く、SCOAでは同額でした。SPI3は紙5,000円に対してWeb4,000円、TAPは紙(採点料+用紙)1,450円に対してWeb1,300円です。

ダイヤモンド社の検査は、採点センター診断とWeb診断が同額でした。

内田クレペリン検査には、Web受検の単価がありません。オンライン判定(自社で整理・入力)が2,200円/名、判定センターの個別診断的判定が3,080円/名で、別に検査用紙が10枚1,650円かかります(いずれも税込)。

この比較は、2方式以上の単価を公表していた10件に限った結果です。どの検査でもテストセンターが高いとまでは言えません。

受検人数で変わる条件:少人数は最低額と前払い期限、多人数は定額・割引の閾値

年に数名しか受検しないなら、1名だけ受けさせたときの最低額と、前払いの有効期限を先に見ます。年に数百名を超えるなら、割引や定額プランが何名から使えるかを見ます。

年に数名なら:1名だけでもかかる最低額

1名だけ受けさせても、TAPのマークシート版は初回の月に50,000円、3Eテストのライトプランは86,000円かかります(税抜、編集部計算)。最低購入単位や、処理ごとに決まった最初の1名の料金があるためです。

検査 公式に書かれていた条件 1名だけ受けさせたときの最低額(税抜、編集部計算)
SPI3(ペーパー) 採点依頼1回ごとに最初の1名は5,000円。採点せずに返しても問題使用料が1名400円 5,000円
HCi-ab 最初の1人目2,000円、2人目以降1,000円。料金は処理日ごとに設定 2,000円
内田クレペリン 検査用紙は10枚単位で販売 用紙1,500円+オンライン判定2,000円=3,500円
TAP(マークシート版) 問題用紙は20名分単位でバラ売り不可。初期登録料と採点月間利用料が別 用紙9,000円+採点1,000円+初期30,000円+月間10,000円=50,000円(初回の月)
TAP スタートプラン 44,000円一括(税込)、1年間で20名まで 40,000円
ダイヤモンド社 自社診断(DPI・DIST・DBIT・DII・DSI) 10部から注文 9,000円(900円×10部)
3Eテスト ライト20件から、ベーシック100件から 86,000円(ライト)
GAB・CAB(紙) 問題冊子600円/冊+採点処理料3,500円/名 4,100円

「1名から」使えると明記していたのは、SCOA、不適性検査スカウター、ダイヤモンド社のWeb診断・採点センター診断(DIST・DPI・DBIT)です。V-CATも1名から導入できるとしていますが、金額は書かれていませんでした。

不適性検査スカウターは1名990円から使え、割引チケットを選ぶ場合は200名分からの購入になります(購入日から6か月有効)。

年に何名が受検するかは、採用計画から逆算した応募者数と、そのうち何割に受けさせるかで置きます。年間の採用人数の出し方については採用計画の立て方|人員計画から逆算する年間採用スケジュールの作り方で解説しています。

前払いの有効期限を書いていたのは4件

前払いの有効期限を書いていたのは4件で、長さは6か月から無期限まで、そろっていませんでした。

検査 前払いの形 有効期限・繰り越し(公式の記載から)
不適性検査スカウター 割引チケット(200名分から) 購入日から6か月有効。過ぎると無効
ポテクト チケット(550円/枚) 無期限。ただしアカウントを削除するとリセット
3Eテスト 年間契約・一年一括払い 再契約すれば残数を引き継いで有効期限を延長できる。追加購入分は引継ぎの対象外
TAP スタートプラン 44,000円一括(20名まで) 登録日から12か月。終了後は通常プランへ移る

ほかの件は書いていないだけで、期限が無いとは限りません。前払いを選ぶなら、見積もりで期限と繰り越しの扱いを聞きます。

ダイヤモンド社のWeb診断は前払いではありません。月ごとの受検完了人数に受検料をかけた額を、後から請求する形です。

定額・大量割引は年何名からか

割引の閾値と割引後の金額を両方公表していたのは、金額を確認できた30件中8件でした。SCOAの紙、CUBIC(e-人事版)、不適性検査スカウター、HCi-AS、Compass、Web-DIST・Web-DPI・Web-DBITです。

年間の人数で閾値を書いていたものは、年間100名超(Compassの半額プラン)から年間1,700名以上(Web-DBIT)まで開いています。

割引の公表のしかたは、次の4つに分かれました(金額を確認できた30件)。

割引の公表 件数
閾値と割引後の金額の両方を公表 8件
閾値だけ公表(割引後の金額なし) 2件
割引・大量向けプランの存在だけ(閾値なし) 13件
記載なし 7件

閾値を公表していた10件(両方の公表8件と、閾値だけの2件)を並べると、次のとおりです。

検査 公表されていた閾値 内容
SCOA(マークシート) 1版種の一括採点で50名以上 50〜99名、100名以上で単価が下がる
HCi-AS 31人目から 31〜100人目3,500円、101人目以降3,000円
Compass 年間100名超 半額プラン(基本料100,000円/年)
CUBIC(e-人事版) 1か月に50名以上 50名以上で2割引から、300名以上で5割引まで段階的に下がる
不適性検査スカウター 割引チケット200名分から 最大70%オフ
3Eテスト 200件以上 ボリュームディスカウント(割引後の金額は非公表)
Web-DPI 年間500名以上を推奨 大量受検者向けプラン(導入費用550,000円、税込)
Web-DIST 年間1,000名以上を推奨 同上
Web-DBIT 年間1,700名以上を推奨 同上
tanθ 年間1,000件以上 定額プラン(金額は非公表)

ダイヤモンド社の推奨人数は、導入費用を1名あたりの単価差で割った人数とほぼ一致しました(編集部計算、税込で計算)。計算式は「導入費用550,000円÷(通常プランの単価−大量向けプランの単価)」です。

DISTは単価差550円で1,000名、DPIは単価差1,100円で500名になります。DBITは単価差330円で約1,667名となり、公式の推奨は1,700名でした。

SPI3・GPS-Business・PETⅡは、割引や使い放題のプランがあることだけを書いており、何名から使えるかは書いていませんでした。年間の受検人数が多くなりそうなら、閾値と割引後の単価を見積もりで聞きます。

見積もりを取る前に:税表記・料金の時点・聞く9項目

公式サイトの料金は税抜と税込が混ざっていて、料金の適用期間まで書いているところは30件中1件でした。比べる前に税抜にそろえ、見積もりでは公式サイトに書かれていない項目を聞きます。

税抜15件・税込12件:法人向けの料金表は、どちらの表記もありうる

金額を確認できた30件の税表記は、税抜15件、税込12件、リバースチャージ方式1件、税表記なし2件でした。税込の12件のうち8件はダイヤモンド社の商品で、提供元の数で数えると税込表記は5社です。

税抜の表記が使えるのは、総額表示義務の範囲と関係しています。国税庁はNo.6902 「総額表示」の義務付けで、この義務を事業者が消費者に対して価格を表示する場合のものと説明しています。

財務省は総額表示に関する主な質問で、一般的な事業者間取引における価格表示は総額表示義務の対象にならないとしたうえで、事業者向けのカタログを任意に総額表示とすることは妨げないとしています。見積書・契約書・請求書も、総額表示義務の対象外です。

各社が税込・税抜のどちらを選んでいるかの理由は、公式サイトには書かれていません。

不適性検査スカウターはリバースチャージ方式(受け手の事業者が消費税を申告する方式)と書いており、この記事では表示額をそのまま税抜額と並べています。

HCi-ASとtanθには税表記がありませんでした。税表記のない件は、見積もりで税込か税抜かを確かめます。

料金の時点を書いていたのは1件

料金の適用期間を書いていたのは、30件中1件でした。TAPが、料金の適用を2026年1月1日から2026年12月31日までと明記しています。

ほかに、不適性検査スカウターは料金プランの変更日を告知していました。ただしこれは変更の告知で、適用期間ではありません。

ミスゼロ総研編集部が記事「適性検査の比較」のために2026年9月16日に取得した記録と価格を比べられた18件のうち、価格が改定されていたのは1件、内田クレペリン検査です。現在のページに改定日は書かれていません。

今回新しく調べた12件は、過去の記録が無いため改定の有無を判定していません。公式サイトの金額を控えるときは取得日も残し、見積もりでは適用期間を聞きます。

見積もり依頼で聞く9項目

依頼の窓口は各社の問い合わせフォームのほか、不適性検査スカウターのように社内稟議用の見積書PDFを管理画面から出せるものもあります。

次の表は、各項目が公式サイトにどれだけ書かれていたかを、金額を確認できた30件で数えたものです(無料トライアルだけは39件)。

聞く項目 公式サイトでの記載 聞く理由
1. 初期費用の金額 記載なし12件、「あり」で金額なし1件 初年度の総額が、受検料だけの計算より増える
2. 年額・月額の固定費 記載なし10件 年間の受検人数が少ないほど、1名あたりの負担が大きくなる
3. 受け方ごとの単価 2方式以上を公表していたのは10件 テストセンター・紙・自社採点で単価が変わる
4. 最低購入単位と、1名だけのときの最低額 書いていたのはSPI3(紙)、HCi-ab、内田クレペリン、TAP、ダイヤモンド社の自社診断、3Eテスト、GAB・CAB(紙) 年に数名だと、最低額が単価を上回ることがある
5. 前払いの有効期限と繰り越し 書いていたのは4件 期限や繰り越しの扱いによっては、使わなかった分が無効になる
6. 割引の閾値と割引後の金額 両方の公表8件、閾値だけ2件、存在だけ13件、記載なし7件 何名から切り替えると1名あたりが下がるかを計算できない
7. 税込か税抜か 税表記なし2件 そろえないと比べられない
8. 料金の適用期間 書いていたのは1件 公式サイトの金額が、いつまで適用されるかが分からない
9. 無料トライアルの範囲 範囲の記載なし13件(39件中) 何名・何日まで無料かで、試せる範囲が変わる

公式サイトの可視ページで金額を確認できなかった9件は、金額にかかわる1〜8の項目を問い合わせで埋めることになります。TG-WEB、アッテル、ミイダス、V-CAT、テキカク(有料プラン)、SALES SCORE、アドバンテッジ インサイト、PROG@Work、GATBの9件です。

よくある質問

適性検査の費用相場はいくらですか

ミスゼロ総研編集部が2026年11月4日に39サービスの公式サイトを確認したところ、Web受検・標準プラン・税抜の1名単価は中央値2,000円(23件)でした。測るもの別では、性格+能力3,000円(10件)、性格のみ2,000円(15件)、能力のみ1,000円(6件)です。

「適性検査 費用」「適性検査 相場」「適性検査 価格」で調べるときは、単価とは別に初期費用や年額の固定費がかかる検査もある点に注意します。

いちばん安い適性検査はどれですか

何を測るか、どの方式で受けるか、年に何名受けるかを決めないと、いちばん安い検査は決まりません。「適性検査 安い」で探すときも、何と比べて安いのかを先に決めておきます。

Web受検の1名単価だけで比べるなら、不適性検査スカウターの能力検査は0円、ミキワメAIは1人500円(税抜、公式表記は税込550円)です。ただしミキワメAIには、システム利用料44,000円/月(税込)からと、金額の書かれていない初期費用が別にかかります。

玉手箱Ⅲ・GABの1,100円も、年間120万円の使用権料が別です。単価が低いことと、年間の総額が小さいことは同じではありません。

SPIの導入費用はいくらですか

SPI3の初期費用・基本料金は無料で、受検料がかかります(リクルートマネジメントソリューションズの公式料金ページ、税抜表示、2026年11月4日取得)。

SPI3-Uの単価は、WEBテスティングが4,000円、テストセンターが5,500円です。紙は採点依頼1回ごとに最初の1名が5,000円で、採点せずに返しても問題使用料が1名400円かかります。

大人数向けの割引プランがあると書かれていますが、何名からかは公表されていません。

料金を公表していない適性検査はどれですか

調べた39件のうち9件は、公式サイトの可視ページで金額を確認できませんでした。TG-WEB、アッテル、ミイダス、V-CAT、テキカク(有料プラン)、SALES SCORE、アドバンテッジ インサイト、PROG@Work、GATBです。

公表していないことは、料金が高いことを意味しません。金額は問い合わせで聞くことになります。

単価の安い検査で足りますか

料金を比べる前に、何を測るかを決めます。単価が低くても、測るものが自社の採用基準に合っていなければ選考に使えません。

厚生労働省は公正採用選考特設サイトの採用選考の具体的な方法で、適性検査は目的に応じて適切な種類を選び、専門的な知識と経験をもった人が用いるよう求めています。結果を読む人を社内に置けるかどうかも、料金と並ぶ条件です。

候補の絞り方については適性検査のおすすめは自社の条件で決まる|ツール候補を絞る5つの質問で解説しています。

まとめ:適性検査の料金は、測るもの・受け方・年間受検人数の3つで見る

適性検査の予算は、次の順番で決めると出せます。

  1. 何を測るかを決める(性格+能力/性格のみ/能力のみ)
  2. 受け方を決める(Web・テストセンター・紙・自社採点)
  3. 年間の受検人数を置き、最低額・固定費・割引の閾値に当てはめる
  4. 公式サイトに書かれていない9項目を、見積もりで埋める

4つが埋まれば、単価の比較ではなく年間の総額で候補を比べられます。

適性検査費を採用費用全体の中でどう位置づけるかについては採用にかかる費用の相場|一人当たり採用単価の考え方と内訳の整理で解説しています。